宮古島市水道部のあらまし
宮古島市の水道事業は宮古島本島と伊良部島、下地島、池間島、来間島、大神島の5離島を含む宮古島市からなり、平成22年3月末における給水人口は54,663人で普及率は99.9%である。
宮古島の水道は、昭和28年に旧平良市が三大事業(電気・水道・港湾)の一環として白川田水源地の水を市街地に流し共同栓を設置した。市民はこの待望の水道布設を大いに喜んだ。他の旧町村にあたっては、昭和29年から34年にかけて各部落に簡易水道を設置し組合により運営されていた。そして、昭和39年5月に、宮古島の水を総統括する組織として、宮古島用水管理局が設置された。
当時、沖縄はアメリカ民政府に施政権下にあったため高等弁務官布令による設立であった。それに、旧市町村で進められていた水道計画を凍結し、これに代わるものとして全島水道化計画(マスタープラン)が立てられ、これに基づいて工事は進められた。
一方組織的には布令による組織で水道事業を運営することは好ましくないとして民立法に基づく組織として、昭和40年7月に宮古島上水道組合を設立し、その後上水道組合として運営されていたが、昭和47年5月本土復帰に伴い宮古島上水道企業団と改組され、平成17年10月1日平良市、城辺町、下地町、伊良部町、上野村の5市町村の合併により宮古島市が誕生したため宮古島水道局となり、その後、平成22年4月1日より宮古島市の行政改革により水道局と下水道課を統合し、上下水道部が設置されたが、令和4年4月1日より、宮古島市の行政改革によって新設された環境衛生局へ下水道課が編入されたことに伴い、水道部と改称された。